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海賊マンガと反骨


ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 69 (ジャンプコミックス)
(2013/03/04)
尾田 栄一郎

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コミックス派ゆえ欠かさず単行本買ってまして、最新刊はローがヴェルゴをぶった斬ったトコまで。今さら話題にするのも恥ずかしい「超王道」なマンガですけど、しかしあなどれない深みがあります。

見方によっては現実社会の理不尽さを皮肉ってたり、人種差別や民族対立のような人間の「負の歴史」を再現していたり。一般的なレッテルからすれば「はみ出し者」なやつらでも、その目線から見てみると、どう考えても「世界」の方が狂っているとしか思えない。意識的にそういう話にしてるんじゃないでしょうか。

『ONE PIECE』は当然「はみ出し者」中心で話が進んでいくワケですけど、その本筋の脇に日常の「まっとう」な世界(といっても見かけの「まっとう」で、実態は理不尽なクソ世界)が描かれていて、そんなマンガの「まっとう」な世界は次のようなカンジです。

「世界政府」に属する統治者たちがいて、その下には権力の後ろ盾となる超強力な「軍隊」があり、そして「天竜人」なる貴族たち(これまた憎まれ役のお手本的キャラ)がいる。その「オモテ」の支配構造とは別に、統治者たちとウラでつながる巨悪な「大物」たちが「闇の世界」を牛耳って暗躍している。さらに、「オモテ世界」のトップである「世界政府」の起源をたどると、どうやらその権力そのものが根底から揺らぎかねない「歴史上の秘密」を隠しているらしく・・・。

と、こんな風に“一部の特権者たちが世界の「オモテ」も「ウラ」も自分に都合良く支配している”という設定がある。手元に全巻ないのでうろ覚えですが。

そんで実は現実社会も、そういう「特権者支配」になってるんじゃね?と思わせるところが深い。「特権者」が言い過ぎであれば、もっと身近に「社長」「上司」「先生」または「主人」などと呼ばれる人たちを想像してみるといいでしょう。仮に、上の人ら(=自分を上だと思い込んでる人ら)がどんなに卑怯で軽蔑すべきやつらでも、その下に就いたら基本的に文句は言えません。とってもありふれた例をあげると、「飲み会で一発芸とか一気飲みを命じられたら絶対させられる」とか、「業務に直接関係ないのに、ボス弁に言われたら事務所のトイレ掃除までさせられる」とか・・・(後者は某友人の話w)。

確かに「世界政府」に比べりゃ格段にレベルの下がる「権力」ですけども、しかしそういう何てことない「肩書」が後ろ盾でも、理不尽が十分まかり通るってことがザラにあるワケです。その上、こういうのを理不尽じゃなく、むしろ「まっとう」だと思ってる人が世間には大勢いて、理不尽な命令を断る下の人の方が「生意気だ」とか言われて、非難されることすらよくある・・・

でも、何にも関係ない「はみ出し者」から見たら、そういう世界は絶対に異常に見えるはずです。世界の「まっとう」は実は全然「まっとう」ではなく、いつかどこかでゆがめられたものかもしれない。これが「はみ出し者」視点から見てみることの面白さ。

加えて『ONE PIECE』は、そんな「まっとう」への抗い方をやって見せるのもまた深いところです。「反権力」とか、そんなキモくてアホくさくて時代おくれなことは言わない。「自分たちで勝手にやる」、基本ただそれだけ。せいぜい「反骨」というところでしょうか。しかも、それを「たのしく」やっているのが新しい。

まあ、読み方は人それぞれで「正解」なんてないんでしょうが、こんな風に勝手にいろいろ考えさせるマンガなんで、アラサーになっても読まされています。きっとこういう何らかの「深み」がないと日本一にはならないんでしょう。そして日本一売れるようなマンガは、間違いなく今の時代の本質をよくも悪くもえぐり出しているはずです。

そんなところで、「今さら語んなよwww」とか言われそうな気恥しさを感じつつ、これからも考えさせられそうです。でも、頼むからさっさとラストまで書いてくれやホント・・・

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  1. 2013/03/07(木) 15:07:09|
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